頭の中身を逃さない

[投稿日] 2016-07-04
[更新日] 2016-07-03

blockrhodia
ちょうどGTDに取り組みはじめたころ、外出先で思い出した用事や浮かんだアイデア、店頭で見かけて気になったものなどを書き留めて、アイデアの整理や収集のプロセスを楽にしようと、メモ帳を持ち歩くように心がけました。

メモ帳を持ち歩いてマメに記すという習慣ができて気がついたのは、私たち、頭で覚えておこうとしても、あとで「あれなんだったっけ?」と忘れた自覚がある以上に忘れてる、ということです。で、まったく役に立たないタイミングで思い出す、という経験、ないですか。さらに、40過ぎると年齢とともに着々と増えるんだコレがまた。

さて。文具のレビューやGTDのTipsを紹介しているサイトなどにお世話になりつつ、オフィスのミスコピーを切ってダブルクリップで留めたものや、小さい大学ノート型のものなどなどいろいろ試して、私は最終的にこのブロックロディア(BLOC RHODIA)のNo.11に落ち着きました。

rhodia

使い勝手のいい定番品を見つけてリピートすることは、コストの管理も楽になりますし、なにより「迷う」時間がなくなることで時間の無駄を省き、結果的に精神的な余裕・安心感につながります。身だしなみについても以前書きましたが、これもまた自分の定番になりました。

もうかなりの冊数リピートしてます。専用の厚手の革カバーに伸縮式のボールペンを添えて、仕事のときはスーツのポケットに、プライベートでも小さなベルトポーチに入れて、常に持ち歩いています。

基本的に1ページ1テーマで、処理したら捨てる、残しておきたいものは記録用のノートに貼る、という使い方です。

ほかのものは私にはどうにも一長一短で、「ミスコピーを留めたものはコストがかからないけど、ポケットに入れておくとすぐに傷むし、いい歳のビジネスマンが人前で出すには正直どうなのさ」「A6判のノートはそこそこいいんだけど、立ったまま手で持って書くにはちょっと余るサイズで、しかも切り離せないので目的からズレるんだよね」……という感じでした。

その点、このロディアは A7サイズで手の中での収まりもよく、厚紙が台紙になっているので(カバーがなくても)立ったままでも安定して書けます。また、ミシン目が入っていてきれいに切り取れるので、並べ替えやジャンル分けができますし、出先での書き置きにも使えます。あと、見た目がいいです(けっこう大事)。

最初の1冊はバラで買って、「コレだ!」と思ってからはまとめ買いしてます。

私はずっとこちらでお世話になってます。1冊おまけがありがたい……うっかり在庫を切らしたときは街の文具店さんに走りますけどね(^_^;;

ちなみに中身は方眼と横罫の2種類がありますが、私はずっと方眼にしています。図を描いたりチェックボックス的に使うとき楽なので。

携帯・スマホでいいんじゃないの?と思われるかもれません。私も1人でいるときはiPhoneのメモなりEvernoteなり使うことも多いです。しかし時と場所を選ばないと、書店さんでのデジタル万引きや電車内での盗撮など、疑われかねない行為ではあると思います。

また、仕事の関係で目上の方の前でメモを取るとき、携帯・スマホで、というのは私にはちょっと抵抗があります(これも歳じゃろか)。紙のメモ帳もあればそうしたTPOに合わせて使い分けができて便利だよ、と思いますし。

アラフィフのビジネスマンたる者、カバーもいこうぜ。

おまけ【あの人の50歳ころ】(敬称略)
村上龍(日本の小説家、映画監督。1952年生まれ):『13歳からのハローワーク』(挿絵:はまのゆか)刊行(2003年)。学校教材になるなど話題となり、累計発行部数130万部のミリオンセラーに。