自分の変化を自覚する

[投稿日] 2016-07-05
[更新日] 2016-12-24

change
身体的なこと、能力的なことと、さまざまに取り組んできましたが、いずれも「○歳になりました」だけではない自分の変化(まー、衰えだわさ)に気づいたことがきっかけです。いい方を変えれば、変化を自覚できなかったらどうにもやりようがありません。

自覚してどうするか、というのはその人の勝手ですし、太く短くだろうが細く長くだろうが好きに生きたらいい……のではありますが、それによって健康を害したり仕事のミスが多くなったりして、回避できたかもしれない心配や負担を周囲にかけるとしたら、それは社会の成員としてちょっとどうかな、と。

あとはやはり、自分もこの年齢になって、同世代人の悲しい話を聞く機会が増えてくるのがつらい。

変化を自覚する一番の方法は、身近にいる人がいってくれることだと思います。「太ってきたね」「ちょっとにおいがする」「お酒弱くなった?」「最近動きが遅くなってるよ」などなど、こうしたことを嫌味でなく気遣いとして、お互い不快にならずいい合える相手の存在です。家族だったり友だちだったり、場合によっては同僚だったりするでしょう。

私の場合はパートナーがそうであり、盆暮れに帰省したときに会う両親や兄弟たちであり、数年に1度会うかつての同僚がそれにあたります。ただただ感謝するばかりです。

衰えを感じはじめる前にこうした人間関係を築いておければ御の字ですが、難しい方も当然います。そういう方は自衛手段で対抗です。いってくれる人がいても、自分でできることはやりましょうね。

会社にお勤めの方は年に1回は健康診断を受ける機会があると思いますが、そうでない方もお住いの自治体などが国民健康保険の加入者向けに廉価な健康診断を実施していたりするので、積極的に受けましょう。そして「俺こんなにスゴイぜ(悪い意味で)」自慢をするためでなく、結果に関心を持って生活に活かしてください。

私が住んでいる自治体も40歳〜75歳の加入者を対象に行なっているので、40歳を過ぎてからは毎年受けるようにしています。30代は忙しさを理由にした無関心ゆえに定期的に受けることをしなかった(調子が悪いときに個別に検査)んですが、10年間、病気など早期発見の機会を完全に逸していたことになります。いま健康だからよかったものの、甚だよろしくありません。

あとは、せめて1家に1台、体重・体組成計を持とうよ、と。体重だけでもいいです。

手で握るパーツがある機種の方が正確といわれていますが、屈んで引っぱり上げてキープするのはけっこう腰の負担がありそうなので、わが家は乗るだけのタイプを使っています(パートナーが腰痛持ち)。

2009年の1月に購入し、私は毎週末の運動の後に計測して表計算ソフトに記録を取っています。記録を見直すと、そのときどきの仕事の忙しさや運動の内容、食習慣など、かなりはっきりと数値に出ていることがわかります。

理由がわからず2週間で3kg痩せたあと疲労で寝込んだ、同じ運動メニューを続けているのに体重が増えてきた、夜の食事内容を変えたら内臓脂肪レベルが下がった……などなど、ホントに「体は正直」で、日常の変化をキャッチするには十分な情報量です。

気にしすぎてこれがストレスになってはいけないので、計るのは週に1・2回程度、長いスパンで一喜一憂せずにやるのがコツです。

自分の変化を知り、なによりも自分の健康のために、そして周囲に心配や負担をかけないためにできることをやる、というのも年相応の責任だと思うので。