[投稿日] 2016-09-30
[更新日] 2021-05-19
くつろぎのため、心の平安のため、私にとって欠かせない趣味となっている葉巻です。
これまでの葉巻のお話はこちらです。
趣味としての喫煙・葉巻編
私的・葉巻選びのルール
私の場合、喫煙中はほかになにも口にせず葉巻だけ、というのは稀で、たいていは私なりの好みで産地やブランドに合わせた飲み物を添えています。
ざっくりとした分類だと、キューバ産にはビールやハイボールといった軽めのお酒、グレープフルーツやオレンジなど柑橘系のジュース、同じく柑橘系のフレーバーがついた炭酸水をよく合わせています。同じ産地ということでラムをソーダで、なんてのもいいですね。
対してドミニカ産では赤ワインやストレートまたはロックのウイスキー、ギネスなど黒ビール系のビール、コーヒー・紅茶、フレーバーなしの炭酸水といったところです。
……書いてみると見事なまでの違いですね。
あくまでも私の好みではありますが、おしなべてキューバ産はフルーティー・スパイシーな味わいで、樹木や土のような力強い香りもあり、しかも1本をとおして吸っている間にも味わいが変わるところがあるので、箸休め的にサラッと舌をリフレッシュするものがいいのかもしれません。
ドミニカ産は全体的に上品な煙草葉の香りとスムーズな煙で、1本をとおして安定した味わいが続くものが多いので、濃いめのもので煙との相乗的な味わいを楽しんだり、逆に味覚をリセットして煙そのものを味わいつづけられるものを好んでいるようです。
愛媛県在住の友人が「こっちの人間が『ポ●ジュースってなんだったんだろう』て思うほど美味しいよ」といいつつ送ってくれたオレンジジュースが、私がいちばん好きな葉巻のロミオYフリエタ・ロミオ No.2(キューバ産)にものすごくマッチしていて、とても感動したことがあります。
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一方、ドミニカ産でよく吸うサンタ・ダミアナのチュブラレスという葉巻があります。これは煙は舌触りがわかりそうなくらい濃厚なんですが、味わいはとてもマイルドで、香りもシトラスみたいにさっぱりしています(パートナーもこの香りが好きなようです)。これにニッカの竹鶴をロックで合わせたときも思わず唸りました。
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ちなみに、これもあくまでも私の好みですが、緑茶・ほうじ茶といった日本のお茶も試したものの、残念ながら葉巻には合わないように思います。なんというか、お茶の甘みが青臭さのように感じられてしまいました。
日本のお茶は煙管(刻み煙草)にはものすごく合うので、不思議なもんですな。
秋の夜長に、憩いのひとときをより楽しく。お試しください。
この人といえば映画『アポロ13』で……ご存知ない方は最後まで観てのお楽しみ。
おまけ【あの人の50歳ころ】(敬称略)
エド・ハリス(アメリカの俳優、映画監督。1950年生まれ):1998年『トゥルーマン・ショー』でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞。2000年の『ポロック 2人だけのアトリエ』で主演とともに監督を務める(アカデミー賞主演男優賞ノミネート)。