首が痛くて起き上がれない

[投稿日] 2016-07-13
[更新日] 2016-07-11

neck_pain
3年前のある朝、突然のことです。目覚ましが鳴り、仰向けの状態から起き上がろうとしたら、後頭部から肩甲骨周辺にかけて激しい筋肉痛のような痛みが走りました。まったく起き上がれません。

骨や神経に関わることだったら、という怖さを感じつつ、痛む首をかばいながらうつ伏せになり、両腕の力も借りながらようやく立ち上がりました。

とりあえず体のどこにもマヒやしびれはないので、おそらく寝違えたかひどいコリだろうと自分をなだめつつ朝の支度。起き上がれないほどの痛みだったのにシャワーのあとにはちょっとした痛みになり、仕事を終えて帰宅するころにはすっかり治っていました。

ああ、寝相が悪くて首の筋肉がこってたのね、と思ってその日は就寝。そして翌朝。

また痛くて起き上がれません。でも夜にはすっかり治る。そしてまた翌朝痛くて起き上がれない。なぜだ?

3日間ほど「ヤバイ病気だったら……」と怯えつつ、忙しかったこともあり整体や整形外科についてのサイトで情報収集。これと思われる症状を見つけ、改善方法を試しました。幸運にもドンピシャで、試した翌朝の起床時から痛みがやわらぎ、3日後にはなくなりました。

私のこういうところ、本当によくないです。ちゃんと診察を受けるべきなのはわかっているんですけど……(皆さんはこういうときは受けてくださいね)。

ともかく、私の場合、加齢による首の筋肉の衰えが原因でした。自己流ながらそれなりに長いことトレーニングを続けてきたつもりですが、いわれてみれば首を鍛える運動はしていません。ヨガのポーズなどで頭の重さを感じるものはありましたが、それも日常動作の延長線レベルです。

私が試し、いまも毎朝続けているのは次のような運動です。いずれも痛くない程度で加減してください。

1)後頭部から肩甲骨の周辺を伸ばすように、頭を前に倒す(10秒)
2)胸元からのど・あごを伸ばすように、頭をうしろに倒す(10秒)
3)右肩から右の首筋を伸ばすように、頭を左に倒す(10秒)
4)左肩から左の首筋を伸ばすように、頭を右に倒す(10秒)
5)両手のひらを額にあて、首をまっすぐ立てたまま手のひらと額で押し合って静止(10秒)
6)両手のひらを後頭部にあて、同様に押し合って静止(10秒)
7)右手の平を右側頭部にあて、同様に押し合って静止(10秒)
8)左手の平を左側頭部にあて、同様に押し合って静止(10秒)

以上です。およそ1分半。ストレッチと筋トレ。こんなに簡単な運動で改善できてしまうあたり、余計に「加齢による衰え」の怖さを感じます。

いまやっているトレーニングは全身に軽く負荷をかける内容で、首を鍛えるメニューもあるので、今後こういうトラブルは回避できるといいんですが。

ホントに、なんの前触れもなく、突然キタからね。やっぱり日常的なメンテナンスが欠かせない年齢になったんだな、と痛感したできごとでした。「転ばぬ先の杖」として、お役に立てれば。