[投稿日] 2022-02-12
ほぼノンアルコール生活をご紹介した投稿で触れた健康診断の結果を聞いてきました。
私もパートナーももともと問題がなかった数値はよりよい値に、注意を促されていた値も改善し、久しぶりに所見欄は「特になし」、先生からもほめられるという、たいへん良好な結果となりました。
今回はそのご報告。
断酒していた1週間にどんな体調の変化があったのか
自覚した体調の変化は主に3つ(4つかな)です。
いきなり尾籠な話でゴメンよ、就寝前・就寝中の小用が増え、便も量が減って出にくくなりました。
小用は床に入るころ(食後1時間くらい)から眠りについてしばらくまで断続的にあり、多いと4〜5回にもなります。
便も(もともと便秘になるタイプではないですが)毎朝足せていたのが量が減るとともに時間もバラバラに。ちょっと戸惑います。
週末にお酒を飲むと調子が戻るので……「待ってました!」て感じで出ます、立派なのが(´;ω;`)……やっぱり断酒の影響でしょう。理由は調べていませんが、アルコールの分解に使う水分が「あれ? 今日はアルコールないの? じゃあもうイイかな」と出てきちゃって消化・吸収にも影響してんのか?などと想像しています。
いずれ体が慣れて落ち着くといいんだけどなー。
余談ですが私の父(これまた酒豪)は80歳ちかくで前立腺の手術を受け、それを機にお酒をやめました。退院直後が帰省のタイミングだったので様子を聞いたのですが、「夜中にやたら(小用で)トイレに行くんだわや。便も出にくくなったすけナンギれや」(新潟弁)とボヤいてました。コレ、手術の影響かと思っていましたが、もしかしたら断酒のせいだったのかも。
さて、「小用でそんなに睡眠が途切れたら寝不足気味なんじゃないの?」と思われるでしょう。
ところが、確かに「気味」ではあるのですが、起床後のボンヤリ感や昼間の眠気はお酒を飲んだときよりもはるかに軽いです。日中についウトウトと……がありませんし、昼食後の昼寝も寝付きがよくて目覚めもスッキリ。
眠りの質は向上しているようです。
もう1つ。心拍数が減りました。これについては後述します。
これだけの変化があると、自分の体はとっくに「酒ありき」で動いてんのか……とちょっと怖くもありますね。
肝機能・腎機能に関わる数値はよりイイ値に
さて、健康診断の結果を紐解いていきましょう。
肝機能についてはもともと(ずーっと飲んるわりに)基準値から外れたことはなく、所見で指摘されたこともなかったのですが、今回の検査では先生からさらに「とてもイイ値ですよ」といわれるレベルに。
たとえばγ-GT(正常範囲は75以下)はここ数年40台半ばから60台で推移していたのが32に下がりました。こうやって数値の変動を見ると「やっぱりお酒って肝臓働かせてんだ」と感じます。
腎機能は健康診断を受けるようになってからずっと良好な数値で安定しており、今回も問題なし。糖尿病の気配もいまのところありません。
もっとも糖尿病は高齢になってから発症した親族(下戸の者も含めて)がけっこういるので、むしろこれから注意するべきなのでしょう。
コレステロール・中性脂肪は大きく改善
ここ数年「まあ問題ない思いますが……要観察にしておきましょう」といわれていたのがコレステロールです。
中性脂肪は幸いにもレッドゾーン入りしたことはありませんが、どちらも食生活・飲酒の影響がモロに出る項目として毎年気にしています。
これらも今年は改善。コレステロールは正常範囲に収まった上に「善玉・悪玉の比率もとてもイイですよ」とほめられる値に。
中性脂肪(正常値は35〜149)は前年の122から59に減少。半分以下というこれまたイイ感じ。
ちなみにパートナーは例年コレステロールは良好で中性脂肪が要注意だったのですが、こちらも改善。中性脂肪は70%OFFになって正常範囲に収まるという結果となりました。
……やっぱり酒か(´・ω・`)
血圧・心拍数、心電図も安心の結果に
私は5年ほど前から血圧は「高血圧予備軍だと思って注意してください」といわれ、毎朝計るようにしています。
そして塩分を控えたり運動を取り入れたりしたものの……それほど改善は見られず。
コロナ禍で外食を控えるようになってからはかなり落ち着いて最高値が130を超えることは減ったのですが、最低値は変わらず高め(ときどき90超える)という状態でした。
また私は心拍数がちょっと多くて、平常時でも80台半ば〜後半でした。
「生物の心臓は生涯に打てる鼓動の数が決まっている」的な説は大ッ嫌いですし、そういう説を著書やテレビで公言する医師は倫理的にどうなんだ、と常々思っているのですが、それを抜きにしても(父が若いうちに心臓疾患を発症したこともあり)心配ではありました。
それがまあ、お酒を断った翌々日から心拍数もストンと下がって毎朝の測定では70台をキープ。
健康診断時の値は血圧125〜88、心拍数69。数値が出た瞬間に先生が「ああ、これはイイですね!」と思わずコメントしたほどです。
心電図でもここ数年間の所見で「不完全右脚ブロック(※)、要観察」とされていたのが今回は見られず。
※大半は正常であるが心疾患の可能性も。胸部の症状がある場合は精密検査を。詳しくはご自身でググってプリーズ(`・ω・´)
健診当日の数値なので「たまたま」かもしれませんが、お酒を絶って準備していたことを考えればなんらかの相関はあるのでしょう。
食事や運動ばかり気にしてきて、自分では飲酒と心機能の関係はあまり考えていなかったので、個人的には今回の健診で一番嬉しい&安心した項目でした。
幸せでいられるお酒との距離感を探して
そりゃそうだよね、という結果ではあるのですが、飲酒が自分の体に与える影響について改めて考え、また「ほぼノンアルコール生活」を続けていくモチベーションも高まる経験になりました。
とはいえお酒が好きであることは変わりませんし、ガッチガチにストイックな断酒生活でむしろストレスを感じたりギスギスするのも本末転倒なんだろう。
あまり気張らずに最近はやりの「微アル」も採り入れていこうと思います。
コレ↓はビール代わりとして満足度高かった。
こっち↓の方が安いみたいだけど……正直、原材料で果糖ぶどう糖液糖(糖質)入ってるので我が家ではパスしてます、ごめんなさい。
この経験を踏まえてパートナーと2人、体にやさしく心地よく、末永くおいしく楽しめるお酒との距離感を計っていきたいと思います。