[投稿日] 2021-10-02
たびたび触れましたが、私は気に入ったものはリピートして使い続けるタイプです。
その方が失敗が少ないし、生活のサイクルやスタイルを変えなくていいし、時間やコストも省けるし、という超絶保守的な考え方ですね……こと自分のための買い物についてはツマらんオトコだな、という自覚はありますf^_^;;
一度身につけたらヤメられなくなったダイバーズウォッチの使い勝手
特に腕時計は我ながら徹底していて、学生時代から35年ほどダイバーズウォッチを選び続けています。デザインも……
アナログ3針
文字盤・ベゼルは黒
針や時刻のドットは銀・白
カレンダー表示あり(日はマスト、できれば曜も)
……限定。このデザインを続けるためにメーカーを替えたりしています。コレとかドンピシャですね。
私はダイビングはしませんし、アウトドア派ではまったくありません。なのになぜダイバーズウォッチを選んでいるかというと、学生のころから水に濡れることもある屋外作業をしたり、仕事に就いてからは時間にシビアな訪問・出張や重いものの納品などすることも多く、タフで機能的な腕時計だと安心感が大きいということがあります。
あとは私はとにかく汗かきなので、ちゃんとした防水で塩分にも強くないと不安、ベルトの選択肢も革はNGで金属かウレタンでないとつらい、という理由もあります。
そうやって考えていくとやはりダイバーズウォッチ一択か、ということになります。
でもそもそものきっかけは極めてミーハーな理由
さんざん機能一点張りみたいなこと書いてますが、最初にダイバーズウォッチを買った理由は……こういう機会でもないと自分でもすっかり忘れてるけど……甚だミーハーな理由でした。
10代も終わりというころに見た、THE STAR CLUB(パンクバンドな)のヴォーカル・HIKAGEさんのライダーズの革ジャンの袖から覗く、包帯が巻かれた左手首に光るダイバーズウォッチ。
これがまた、えらくカッコよく見えたんだよねー。
ウェブに写真ないかなー、と探したんだけど……見つからんかった(´;ω;`) とりあえず名盤アゲとこう。
確か当時はダイバーズウォッチのブームの直後だかで、ナンチャッテなものも多かった記憶があります。でもそこは妥協したくない。10代にとっては決して安くはない「ちゃんとした」シチズンのダイバーズウォッチを小遣いをやりくりして買いました。
35年で現在5代目、結果的にコストパフォーマンスがすごくイイ
最初のものは就職してからもしばらく使っていたので、7年くらいの寿命だったと思います。
動かなくなる、あるいは修理に出しても部品切れ、という場合に買い替えてきたのですが、いま使っている5代目も含めてそれぞれ6〜7年はまったく問題なく使えてます。
あくまでも見た目重視であとはダイバーズウォッチとしての機能を満たしていればOKという考え方なので、一番高かったヤツでも4万円前後。高級ブランドのものなら話は違うのでしょうが、外出がちなビジネスマンが毎日使うツールと思えばコスパ的にもイイ選択でしたね。
ちなみに初代・2代目がシチズン(クオーツ)、ここでシチズンのデザインが変わってしまって3代目はセイコー(クオーツ)、4代目はシチズンでデザインが復活したのでそちらに戻り(エコドライブ)、いまの5代目はオリエントの機械式(自動巻き)、という遍歴です。
5代目にいたっては買った当時はまだ借金生活だったこともあり、2万円もしない逆輸入モデル(曜の表示言語が英語orドイツ語)。これがまた電池交換不要だし、軽くて邪魔にならないしで、かなり気に入ってます。借金生活から資産形成への道筋を一緒に過ごした、という意味でも愛着があります。
その5代目もこのところ、まだまだ希ですが「ん?」と思うような挙動をするようになってきました。
時折迷ってもダイバーズウォッチは続くよどこまでも
正直なところ、50代も半ばにさしかかり、借金もなくなってそれなりに資産もできてくると「ここらでイイ腕時計買ってもいいのかな……」と迷うこともあります。
そんなとき、こんなステキなものを見てしまうと、カール・セーガン博士の宇宙論にときめき、天体望遠鏡を担いで天体観測に勤しんでいた少年(後に上述のパンク野郎になります)としては逸る気持ちを抑えるのが極めて難しい。
酔ってるときにサイトで見て1時間くらい呻吟してポチりかけ、また1時間くらい呻吟して思いとどまりました。危ねー危ねー。
踏みとどまれた理由はやはりダイバーズウォッチへの信頼なんだろうなと思います。それにもう自分がそれ以外の腕時計してるところが想像できないんだよね。
きっと6代目も同じデザインのダイバーズウォッチを買うはずです。ホントに「ちょっとだけ」ね、イイのにするかもしれません。いうてもこれくらいが限度ですけど(・∀・)