瞑想の効能

[投稿日] 2016-06-14
[更新日] 2019-10-22

meditation
40歳で能力的な衰えを感じつつ、仕事上の責任も増してきたころから瞑想に取り組むようになりました。早起き生活をはじめてからは平日朝のルーティンに含めています。

私はどうにも神経質で考えすぎるところがあって(要するに小心者です)、「考えごとが止まらなくて朝まで眠れない」という思春期の少年のようなことを30代のアタマまでやってました。ヤベェよキメェよ。

振り返るとそのころから日常的にお酒を飲むようになってるんですが、もともとお酒が好きということもある一方、いまにして思えば酔うことでアタマの回転をゆるめているような気がします。あまりよろしくありません。

ともかく、忙しいときこそ時間を取ってでもアタマをクリアにする技術を身につけないといけないんじゃないか、と思っての取り組みです。

方法はそれこそ書籍でもサイトでも山ほどあっていくらでも調べられると思いますが、精神のコンディションに関わることなので、レビューなどで評価を得ている書籍に書かれていることを1冊とおしてやってみるのがいいと思います。

ちなみに私がいちばん参考にしているのはこの本です。


自分にあった方法や身につくまでの時間は人それぞれだと思います。私もそれなりに長く取り組んでいるようでいて、日によっては雑念だらけでタイムアップしたり、寝不足や二日酔い気味だと眠りに落ちたりしています。でも続ける価値はあります。

あくまでも私の個人的な経験ですが、まず、心が落ち着いている時間が長くなります。「なにそれ?」と思われるかもしれません。人間、自分が感じているよりもたくさんのことに心を奪われたり乱されたりしているんだなー、ということに気がつきます。いい方を変えると「自分の精神状態を把握しやすくなる」ということですね。

それによって、仕事の事故だのクレームだのが起きているというような状況でも、以前より早く冷静になれます(一瞬たりとも取り乱さない、というのはさすがに無理かな)。当然、対処が早くなります。

また、これは仕事のスキルや経験もあってのことですが、進行上・工程上のちょっとしたズレというか歪みというか、違和感をキャッチしやすくなります。「今日は伝票が上がってくるのが遅かったな」とか「いつもの確認メールの項目順が違うぞ」とか、以前は「まあいいか」でスルーしたり、そもそも気にもしなかったようなことが五感に引っかかるようになります。勘が働く、というか。

実際、引っかかりながらもスルーした案件でトラブルが起きたこともありますし、それ以降「こっちから連絡してみるか」と心がけるようにしてトラブルを未然に防げたことも多々あります。

もちろん、仕事だけでなく、日常の生活の折々でこういうことがあります。

オカルトに聞こえそうな話ですが、これはおそらく瞑想によって得られる平常心や心の余裕によるものだと考えています。カッコイイこといえば、荒れた水面に石が落ちても気がつかないけど、鏡のような水面は小さい羽虫が触れただけで波紋が見えるよ、と\ドヤァ/

15分もあればできる習慣です。1日のどこかでぜひお試しください。

おまけ【あの人の50歳ころ】(敬称略)
矢沢永吉(日本のロックミュージシャン、1949年生まれ):映画『お受験』で映画初主演、初のアメリカツアーを敢行(1999年)。