グミ、見ませんね

[投稿日] 2016-06-15
[更新日] 2016-07-02

gumi
お菓子じゃなくて、果物の方のグミです。ちょうどいまごろが旬じゃなかったかと。郷里を離れてからとんとご無沙汰、というか郷里でもずいぶん見てません。

小学生時分、通学路の生け垣だの友だちの家の庭だのになってる実を勝手にもいでは食べもいでは食べ、してましたね。祖父の家に遊びにいくと庭先から摘んだばかりのものがザルに盛られて出てきたり。いまになって思えば、よくもまあ、なにがついてるかわからんもん、洗いもせずに食ってたな、という話ですf^_^;) 平和なものです。

郷里じゃイチジクも同じような扱いだったけど、こっちは果物屋さんでちゃんと売ってますからね、なにが命運を分けたんでしょう。どうやら「商品としての栽培はほとんどされていない」ということらしいですが、理由はいまひとつわかりません。ありふれていて商売にならない、ということかもしれません。

いまの小学生くらいの子どもたちだとグミ=お菓子で、果物の方は存在すら知らなかったりするのかな……まあ、いまどきの子どもさんはそこらに生えてるもん取って食ったりしないよな。お店にないとなれば、知らなくても仕方ないでしょう。そうこういっているうちに、いつの間にか稀少なものに……みたいなことにならないといいんですが。

そういえば、果物のグミは日本古来の名前、お菓子のグミはドイツ語でゴムのこと、と学生時代にドイツ語の先生がコーラ味のハリボーを配りながら教えてくれました。まったく別モノなのに食感のせいかお菓子のグミは果物のグミを模したものみたいに思ってしまうのは双方のグミにとってどうなのか(ややこしい)。

弾力があって、甘酸っぱくて、ちょっと渋い。もう30年以上食べていないので、このことばほどの記憶もありません。いまごろになって思い出して食べたいと思うのは、ノスタルジーなんだろな。

散歩するとき探してみます。人んちの庭のヤツを勝手にもいで食ったりはしませんけど。