[投稿日] 2016-09-15
[更新日] 2016-09-14
きっかけは早起き生活をはじめてから、朝の支度にかかる時間をできるだけ短くしようと思ったことです。
私、入浴やシャワーの時間が長くて……おっさんのバスタイム事情なんぞ聞きたくもないだろうけど……上がってから「え、もうこんな時間？」てことが多いのです。睡眠時間を削ってまで早起きしといて、これは時間がもったいないよなぁ、と思いました。
原因はわかっています。湯船に浸かっているとき、シャワーを浴びているとき、ついつい考えごとをするんですよね。それで動きがスローになったり、長いこと同じところを洗っていたり。そうやって思い浮かぶものの中に面白いアイデアがあることも多いので、ヒマなときならいいんですが、朝の時間をそれで使ってしまうのはやめよう、と。
そんなわけで、考えごとが入る余地がないように、ここ数年、朝は「いま自分がなにをしているか」に集中してシャワーを浴びるように努めています。ボディソープを泡立てている、顔を洗っている、髪をゆすいでいる……と、自分の行動を1つ1つ自覚するということです。
なかなか難しいです。「気がつくと考えごとしてる」てことがまだあります。それでも以前よりは時間の短縮に成功していて、いまでは乗りたい電車を逃すことはほとんどありません。
シェービングの道具を両刃にしてからは、うっかり怪我をしないように前にも増して集中しているので、さらに確実になりました。
最近になって気づいたんですが、この方法、瞑想のプロセスに似てました。いわゆる「マインドフルネス」に近いようにも思います。朝の儀式とあいまって、出かける前の心の落ち着き方が増したと感じています。
朝の時間だけでなく、ちょっと疲れた状態で仕事をしなければならないときなど、同じように「自覚的に行動する」とアタマや体の立ち上がりが早く、ケアレスミスも減らせるように思います。指差し確認みたいなもんかな。
ただ、繰り返しになりますがボンヤリとした考えごとから生まれるアイデアもありますし、全部が全部「自覚的」だと相当窮屈でしょうし、そこは生活の中での使い分けでいいんじゃないでしょうか。