枝豆、そしてバイ貝

[投稿日] 2016-08-17
[更新日] 2016-08-16

boiling
新潟と枝豆、いろいろ話が出てきます。

作付面積日本一とか。なのに地元であらかた食っちまうからあんまり県外に出ないとか。県民が他の土地で枝豆頼むと出てくる量が少なくて愕然とするとか。

本当です。

食べ過ぎて消化不良を起こす、て話もあるけど、そこは人それぞれかな。私は胃腸がそれほど強くない子どもでしたが(いろいろヤワでスマン)、枝豆で消化不良を起こしたことは一度もありません。親戚の間でもそういうのは聞いたことがないです。

……新潟県民だけが分泌している枝豆に特化した消化酵素、とかあったら腹抱えて笑う。

そんなわけで、実家で出てくる枝豆、こんなボリュームです。

edamame
母の名誉のためにいっとくけどね、この色は茹で方が悪いんじゃなくて、こういう豆なのよ!

ともかく、これで父と私の2人前です。高齢の父はもうそれほど食べないので、実質1人前です。ちょっとわかりにくいですね、小ぶりなドンブリ1杯です。

おや、同じく高齢の母が台所から「まだあるよー」といってます。横で甥・姪(とっくに成人)が「おばあちゃん!じゃあいただきます!」ておかわり要求してます。嗚呼、この夏も無事に帰ってきたよ新潟に。

えー、はい、さて。

枝豆だけでなく、新潟……日本海側全般かな……以外だと別物が出てくる食べ物があります。

これ。

baigai
バイ貝。東京で頼むと違う貝が2〜3個出てきて終わるけど。バイ貝といえばこれ。これで2人前かな。季節はやっぱり夏がイイね。

それぞれ好みもあると思いますが、私の実家(および母方の一族)ではこれはちょっと大きくなりすぎで、もっと小粒で身が柔らかいヤツが喜ばれます。そしてバイ貝の単位が個数じゃなくてグラムなので、粒が小さいと相対的に1人あたりの個数は増えます(^_^;;

で、塩や醤油、酒、生姜などで玉砂利のようにジャラジャラと大鍋で煮て、冷ましてから煮汁ごと器に盛っていただきます。実家(しつこいけどおよび母方の一族)の味付けでは煮汁は塩気が強いので飲んだりゴハンにかけたりはしません。バイ貝が乾くのがイヤだから浸しとけ、くらいな感覚です。

この数の貝をポイポイッと、老若男女問わず、姫フォークでクルッとツルッと、うまくできれば奥のミソまで、殻から引っぱり出して食べるんだぜ(ウットリ

こっちの方が消化不良起こしそうでしょ?でもなったことないです。

……新潟県民だけが分泌しているバイ貝に特化(ry

しかしまあ、枝豆もバイ貝も子どものころは珍しくもないゴハンの一品だったんだけどな。郷里を離れて酒飲みになったいまではどちらも上等なお酒のアテだもの、歳はとってみるもんです。