クールビズが似合いません

[投稿日] 2016-06-01
[更新日] 2022-06-06

coolbiz独立したてのころは若さもあり、動きやすさを優先して、仕事の場でもカジュアルな服装でいることが多かったです。でもいまのポジションに就いてからは、もともとスーツを着るのが好きだったこともあり、必ず長袖のワイシャツにネクタイ着用でスーツで仕事をするようになりました。

真夏でも、です。ビジネスマンとはそうあるべきだ、という古臭いこだわりもあります、が、もっと大きい理由があって。

私、いわゆるクールビズの着こなしが壊滅的に似合いません。

体型や顔立ちがクールビズに向いてないという自覚orz

普通の襟が立ったワイシャツのノーネクタイがダメなのです。なんというか……「香港のアクションコメディ映画に出てくる、狭い路地で麻雀打っててすぐにヤラれちゃうチンピラ」みたいな仕上がりです。なかなか笑えます。

そんなこともあって40代の半ばまではまったくクールビズ的な格好はしてこなかったのですが、さすがに数年来の猛暑が体に堪えてきました。そこで5年前から6月1日〜9月30日のあいだは(年中行事にもこだわりたい性分で)開襟シャツにすることにしました。やるからには徹底して、と1週間分(5着)をまとめ買い。こだわりの長袖。


思えば私が通っていた中学校・高校(地方の公立校)では、夏の制服は開襟シャツでした。というか制服一般、むしろ解禁シャツが夏の正装だったんじゃあるまいか。社会人男性もスーツの下に開襟シャツ+アタマにカンカン帽という時代がありました。いつごろから廃れたんでしょうね。

涼しい&らっくり、そして思っていたより周囲に好評

ともかく、着てみるとやはり快適です。首回りが涼しいのは当たり前、全体的にゆったりしたつくりなので、風がよく通ります。ヤ○ザな見た目になるかな?とも思いましたが、フツーのスーツに白い開襟シャツです、涼しそうなフツーのおじさんになるだけです。

私のまわりでは仕事仲間やクライアントさんの反応は「涼しそうでいいね」というものでした。年配の皆さんの方がちょっとした懐かしさもあるのか、むしろ好意的です。

あとはまあ、自分で思うほど、人は自分の格好とか気にしてませんから。一定の節度を保てばあとは自分の快適さで選んでいいのかな、と。

いまは襟や袖に装飾が入ったクールビズ用のシャツもありますし、開襟シャツを着た方を見かける機会は少ないですね。でも官公庁が「無地ならアロハもOK!」というお達しを出したころから増えてきたような気がします。もっと増えるといいなあ。どうせならカンカン帽やパナマ帽もリバイバルで。

クールビズにお悩みの方、選択肢の1つにぜひどうぞ。半袖もありますし。

おまけ【あの人の50歳ころ】(敬称略)
ビートたけし(北野武、日本のコメディアン、タレント、俳優、映画監督、1947年生まれ):映画『HANA-BI』が第54回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞受賞(日本作品として40年ぶり、1997年)。