浄水器を買い換えるにあたり、これからの人生のことも踏まえて考えてみた

[投稿日] 2022-03-26


先だっての3連休は両親の医療・介護のことなどあって新潟に帰ってきました。

地元の親族と食事しながら「長く新潟を離れて思う、新潟のよさ」が話題に。私も含めて新潟を離れた経験があるメンバーが満場一致で挙げたのは、やはり「水」でした。

蛇口から出る水がおいしいと

日本の水道である限り、そのまま飲んでも健康を害するようなことはないと思うので、まあ、なんというか、「普通の人はご存知ないでしょうけど」的な理由(←察してプリーズ)で水道水を嫌っているわけではありません。浄水器は水がおいしい地方の出身者としての単純なこだわりです。

やや強引な前フリな気もしますが、自宅の浄水器が古くなってきてそろそろ買い換えか、と思っていたタイミングでもあったので、改めてじっくりと考えてみました。

耐用年数が長い設備をこの歳で買う価値はあるのか

これまで使っていたのはやや大きめの据置型です。このタイプ↓のふた周りくらい大きいヤツです。


水流を逆流させることでフィルターを洗浄する機能があり、業務での使用で10年、家庭での使用で最長30年の耐用年数となっています(コレ↑は小さい分もっと短いですよ)。

購入してから20年ほどになり、ホースや原水/浄水の切り換えレバーがヘタってきたことを昨年末あたりから感じていました。

パーツの交換はできるけどン万円かかるし、だったら同じくらいで買える小型のヤツに……と迷っていたところ今回の新潟行き。

上述のように新潟ネタで盛り上がるうち、親族ともども両親だけでなく自らの老いとも向き合いながら、ファミリーの将来について考える・語り合う機会になりまして。

そこでふと思ったのです。

住宅や自動車ならまだしも、耐用年数が10年20年という固定的な設備を持つことの価値は、これくらいの年齢になるとあまりないのでは?

必需品であってもライフステージによって柔軟に変えた方がいい

持ち家があり、それを受け継ぐご家族がおられる皆さんなら、むしろ長く使えるものがいいだろうと思います。

あるいは、私とパートナーがそうであったように、仕事が忙しくても収入はソコソコ(オレは稼げてなかったが)な30代くらいなら、長く使うことを前提にして月々の負担が少ないローンで購入して、実質的にメンテナンスフリー状態にしておくとか。

でも我が家のように賃貸住まいで子どももいない50代半ばのカップルとなると、これから10年20年と長持ちする設備は、ちょっと持てあますような気もします。



心身の状態や仕事の仕方、それにともなう収入のあり方など、今後10年ほどのあいだにこれまでとは違うステージになっていくことは明らかです。それに伴って生活様式も変わるでしょうし、場合によっては住まいを変えることもあるかもしれません。

そうした見通しの中、遺す先がない高額・大型・長寿命な設備を改めて導入することが果たして合理的なのか?

体が身軽でなくなっていく分、持ち物を軽くしていった方がいいのかな、という考えに辿りつきました。

浄水器もずいぶん高機能化&値ごなれしているし

この考えのもと、据置型の購入は一旦保留にして、金額や使い勝手を考慮していわゆる「蛇口直結型」の浄水器を候補にして物色開始。

いやー、このジャンルもホントに日進月歩で、いままで使っていた据置型と遜色ない(あるいはそれ以上の)機能を唱ったものがネットで3千円代で買えるのか、と驚いています。

カートリッジの費用はかかるものの、機能や利便性を考えればそれほど高額とも感じられず。ランニングコストを相殺できるほどではないと思いますが、節水機能がついたモデルもあり、ちょっとエコに貢献できそうな気もします。

最終的に候補として残ったのはコレ。


これまでの据置型と比べて機能的に唯一手薄なのは浄水がストレートでしか出ないことかな(これまでのはシャワーにもできた)。

あ、私が調べたかぎりですが、蛇口直結型はたいてい浄水はストレート/シャワーのどちらかしか使えません。ご自身の用途に照らして注意して選んでください。我が家は浄水はストレートの方がいいのでコレ↑です。

郷里の水の話から思いがけず中高年のライフプランと浄水器選びへと発展したお話でした。