[投稿日] 2022-01-22
[更新日] 2022-01-21
Evernoteで読書記録を記していることを先だって紹介しました。
今回はそもそもなぜ読書記録を残すようになったのか、どのようなプロセスで作成しているのか……忙しいときにブログの手を抜くためだけでなく……をご紹介します。
残す・手放すの判断に時間を取られないように
Evernoteで読書記録を記すようになったのは3年ほど前から。その前はamazonの「ほしいものリスト」を年ごとにつくり、読んだ本を登録していました。
それはそれで簡単でよかったんですが、読み終わった本がいつまでもオススメされるという鬱陶しい状態が続き(当たり前っスな/amazonは悪くない)、ちょっとゲンナリしていました。
また、当時は自宅の本棚がいっぱいになり、床に置かれた本も増えてきたという状況になっていたこともあり、一念発起して不要な本を手放すことに。
でまあ、ゴールデンウィークの丸1日をかけて1冊ずつ中身をざっくり確認しながら選んでいったわけですが……やっぱり面倒くさい。遅々として進まない。かといって見ないで済ますのもなんか怖い。
ホコリにまみれてようやく取捨選択を終えたころ、気づきます。
中身もわかるように記録しとけばこの作業いらなかったんじゃね? あらかじめ「手放す本リスト」つくれたんじゃね?
……このように、私の読書記録は知的な理由からではなく大掃除から生まれたのです(´・ω・`)
「なにを得たか」と書誌情報がわかれば心残りなく本を手放せる
記録があるからといってなんでも機械的に処分しているわけではありません。
本当におもしろいと思ったもの、繰り返し読みたいもの、パートナーやファミリーに勧めたいもの、プロダクトとしてコレクションしておきたいもの……と、残す理由がはっきりしているものはキープしています。
でもそこまで思う本は実はそれほど多くありません。というか、語弊はありますが、たいていの本は「ここからなにを得たか」がわかれば手放しても差し支えないな、と思うようになりました。これもまた経験と年齢によるものだと思いますが。
こういう観点で取捨選択をするときに、やはり記録があると迷いがない。書誌情報も残しておけばもう一度買いたくなったときにも楽だし、図書館で探すのも簡単です。
自分なりにアウトプットしておけば仕事のアイデアやブログのヒントにも結びつきます。そういう部分はやっぱり楽しい。
この投稿もそうでした。
なぜあなたの知的生産はうまくいかないのか……京大式カードとKJ法から考える
付箋とメモ・情報カードで得るものを得つつ本はキレイなままに
それほど変わったことをしているわけではありませんが、私の読書のプロセスはだいたい次のようなものです。
世間にはさまざまな読書法があり、私もいくつか試してきましたが、本そのものに線を引いたり書き込みをしたり、という方法はどうにも性に合いませんでした。
参考書や問題集といったものは平気(むしろ積極的に気づいたことや間違ったポイントを書き込んでます)なんですけど、いわゆる「読み物」といわれるジャンルの本に対しては、なんというか……貧乏性なんだろな、「罪の意識」のようなものが働きます。
なので本を読みはじめるときにはカバーの裏やとびらのページに細い短冊状の付箋を何枚か貼っておいて、気になったところに貼っています。付箋が少なくなったらその都度補充。
思いついたことやちょっとした引用は常に携帯しているロディアのメモ帳にできるだけその場で書いてしまいます。
そんな面倒なことを?と思われるかもしれませんが、慣れてしまえば「本に線を引く・書き込む」のと「付箋を貼る・メモ帳に書く」のはそれほど変わらんな、というのがやってみての感想です。
あ、Evernoteでの読書記録は本を書ってからできるだけ早く自作のテンプレートに書誌情報や買った日時・お店、読もうと思った理由を書き込むようにしています。
あとは週末などまとまった時間があるときに付箋の箇所とメモを見直し、取捨選択して情報カードに記入してストック。とくに印象に残ったことは(検索性を高めるためにも)Evernoteの読書メモにも入力しています。
こうしておけば手放すときには付箋をはがせばキレイな状態にできますし、「罪の意識」も芽生えませんf^_^;)
手放すけれども捨てているわけではない
手放すことにした本は付箋を取ったりメモなど挟まっていないか確認した上、古本として売ることにしています。本を捨てることにも罪を感じてしまうんだよねぇ。
読書記録をつくるきっかけになった整理をしたときは100冊ちかくをブックオフの宅配買取に出しました。60冊くらいに値がつき、4千円チョイの収入。珍しい本やコレクターズアイテムはなかったので、まあまあイイ線。
自分の読書のペースだと3年に1回くらいは本棚(と床)を整理しないと居場所が窮屈になってきます。つぎの機会にはかなり楽に取捨選択ができるでしょう。アタマの整理もできて一石二鳥です。
慣れてしまえばちょっとの手間。ツールは表計算ソフトでもスマホのメモアプリでも人それぞれでいいと思います。読書記録、お勧めします。