まだクリスマスに間に合う?男性へのプレゼントにネクタイ……の前にちょっと考えてほしい(本音とアドバイス

[投稿日] 2021-11-27


男性へのプレゼントにネクタイ。

違和感を感じる人はほとんどいないのではないかと思います。

でも五十路のおっさんとして敢えて伝えたい。もらう側の微妙な心理を。贈るならこうした方がイイのでは、というアドバイスも。

確かに定番感は大きい、故にありがた迷惑感も大きい

結論から言いましょう。

無頓着な男性、それほどこだわっていない男性も確かに多い。でもね、自分のワードローブや好みに合わないネクタイを締めて過ごすのは、かなりの苦痛なのです。

でも贈り主との関係によっては使わないわけにはいかない。

もはや拷問、いやマジで。

恋人・家族や子どもから贈られたものならばウキウキできますよ。又甥・又姪あたりからポケ●ン柄やパンダ柄のネクタイもらったらオレはそれ締めて喜んで仕事にいくね……うん、いく………………よし、いくかー。

でも取引先のエラい人や上司からクソダセェ(おっと失礼(`・ω・´) のもらって、まったく使う気になれず放っておいたら「君、あのネクタイはどうしたのかね?」とか……あああ寒けがする。



クールビズやこのところのカジュアル志向もあって以前ほどではないにせよ、ネクタイはビジネスマンの必需品という意識は根強いでしょう。けっこう傷むから消耗品的なところもあるしね。

贈る側も良かれと思ってくださっているのは重々承知していても、正直ありがた迷惑なことも多いのです。

だからこそ自分の好み・こだわりにドンピシャなネクタイだったときの嬉しさ、贈り主への感謝・好意の大きさはひとしおでもあるのですが。

そんなわけで、どうせネクタイを贈るなら。

チーフ・カフス・タイピン、財布やベルトなどの小物とセットにする

一応は本人が好きそうな柄やデザインを考えることが前提ですよ。

スーツを着るようになって日が浅い若い人やあまりスーツを着ない人にあげるなら、ポケットチーフやカフス・タイピン、あるいは財布やベルトのような小物とセットにして贈るのはアリだと思います。


チーフやカフス・ピンと一緒なら「ちょっと特別な日に使うもの」として贈る方ももらう方も「ふだん使いのプレッシャー」が軽減されるでしょう。

それにネクタイがダメでもセットのうちの1つくらいは気に入って日常的に使ってくれるかもしれない。お互いに気が楽です。


そういえば、私は「ポケットチーフはシャツの色に合わせる。スーツやシャツがストライプの場合はストライプの色に」が正当派でカッコいい組み合わせであって、ネクタイとチーフが共布なんてクs(おっと失礼2回目)と教わったのだが、実際はどうなのだろう。

いっそのこと本人にリサーチすればいいじゃない

ミもフタもありませんがコレが一番確実です。

本人に尋ねる。あるいは一緒に買いに行く。

贈る相手がどんなスーツを着て、どんなネクタイをしているか、常々観察して好みを把握できていればいいのですが、それでもビミョーにはずれることがあるのが怖いところ。

たとえば同じようなレジメンタルに見えても配色やラインの太さで好みが分かれたり、さらに傾きは英国式か米国式か……となると、贈る側もよほど詳しくて相手のこだわりを察せるようでないと「ドンピシャ」はまず無理でしょう。


ならば「今度のプレゼント、ネクタイをあげたいんだけど、こだわってることある?」とか、そこそこ近しい相手なら「好きじゃないもの選んじゃうと悪いから、一緒に買いにいかない?」とか、尋ねたり誘ったりすればいいと思う。

「プレゼントはあくまでもサプライズだ!」あるいは「自分のセンスで選びたいんじゃ!」という人は、まあ、お引き留めはしません。

でもそうした場合も「こっちが勝手に選んだヤツだから」ということで「好みと違ったら使わなくてイイからね」とか「次はこだわってるポイントを教えてちょうだい」とか一言添えることをお勧めします。

お互いのためです。

相手が喜ぶものを、ふだん使いしてほしいから

ちなみに私とパートナーは付き合いはじめてただいま33年目、一緒に暮らしはじめて26年目です。いろいろと記念日はありますが、プレゼントといえばやはり誕生日とクリスマス。でもいまでは「万難を排してなんとしても当日に」という感じではなくなりました。

生活リズムや仕事の時間帯が違うので、当日に無理して時間を取るよりも、近い休日にゆっくり祝おうよ、という考え方にシフトしています。



プレゼントも事前に「コレ!」とわかっているもの・リクエストがあったものは用意しておきますが、そうでもなければ2人でお店にいったりウェブサイトを見たりして、一緒に選んでいます。

サプライズも楽しい……相手の好みをはずさなければ……ですが、どうせなら本人が気に入ったものを日々の生活で使ってもらえる方が嬉しいもんね。

ネクタイもそのように選んでいただければ、という老婆心でございました。