備忘録:コロナウイルスワクチンに関するあれやこれやの話を残しておきたい

[投稿日] 2021-09-18


この投稿を書いているのは2021年の9月の半ばです。

国内の新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数が減少しはじめています。

なにが直接的な要因なのかまだ明確な報道がありません。しかし国内のワクチン接種者が50%を超えたこと、また(出足は遅かったものの)ワクチン接種率がアメリカを超えたことが時期を同じくして報じられたので、ワクチンが感染を抑制している要因の1つと考えても差し支えない状況かと。

ちなみに私は7月半ばと8月半ばにファイザー製(mRNA)のワクチンを接種しました。接種の経緯・考え方はこちら↓で少し触れました。

(たぶん)新潟以外ではあまり聞くことがない「はぐる」はどういうことばなのか
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そんな状況を踏まえて、私が見聞きしたワクチンに関するいくつかの言説と、それについての私なりの考えを備忘録として残しておきたいと思います。

この投稿のスタンス

ここで扱うワクチンに関する言説は私が人から聞いたり新聞・雑誌の記事で触れられているのを読んだり、またそれをきっかけとしてネットで調べたものです。 そしてそうした言説についての私の個人的な感想・考えを記しています。

それぞれの言説は私が見聞きするまでの伝達の過程で内容が変わっている可能性があるので、あくまでも私が読んだ・聞いたバージョンについての話だと思ってください。

また、いまのカリキュラムがどうかわかりませんが、私が高校生(文系)だったころの理科(生物)で学ぶレベルの遺伝・遺伝子についての知識があれば「ぜってーありえねー」とわかる程度の話は扱いません。

出てくる言説については、実験や治験・臨床に関する記録や有意な統計データ、当該機関による公式発表などまったく見つからなかったので(私の努力不足かもしれません)、ひとまず「真偽不明」です。なので面倒を避けるために固有名詞や製品名は省きます。

私はいずれの言説もワクチン接種を終える前に見聞きしました。万が一に備えて1回目の接種の前に遺言書を作成してあります(いやマジで)。

「mRNAワクチンを2回接種した人の寿命は2年」説

ヨーロッパのとある国のこの分野の権威である研究者が「mRNAワクチンを2回接種した人の寿命は2年。治療法はない。唯一の対処法は棺桶を用意しておくこと」といったそうです。

たいへんだ。

接種が進んだ国や地域と対立する、接種が進んでいない国や地域は大喜びでしょう。自分たちは感染しないように気をつけて、感染してもmRNAワクチンは打たずにひたすら耐えて、2年間乗り切れば相手はバタバタと人が倒れて崩壊です。

早く接種をはじめた国・地域では2023年の1〜2月にはそうなりますね(あと1年半もないな)。

でも、そうなったら急激に国際的なパワーバランスが崩れるし、食料・エネルギー・工業製品そのほか諸々の供給も途絶えて、地球規模で一気にモヒカンヒャッハーな世界が広がりそうです。下手すりゃ全面核戦争もありえる。


………………じゃあ、打たない人の寿命もそれなり、なのでは?

権威なら私が思いつくレベルのこんなビジョンは描けただろうし、世界をモヒカンヒャッハーにしないための提言も添えてくれればよかったのに。

「ワクチンに含まれる成分で細胞が磁気を帯び、そこに5G電波が干渉して血栓ができる」説

「mRNAワクチンに含まれる成分によって接種した人の細胞が磁気を帯び、それに携帯電話の5Gの電波が干渉して血栓ができる」そうです。

副反応で血栓ができるのはウイルスベクターワクチンだから、mRNAワクチンの成分で血栓というのは違うのでは、と思ったのですが、「こまけぇことはいいんだよ!」ということなのでしょう。

ワクチンに含まれる程度の分量で生じる磁気とそこに干渉する電波で血栓、て物理(磁気と電波だから物理だよね?)の限界超えてませんかねその力、と思わなくもないのですが、「こまけぇことはいいんだよ!」ということなのでしょう。

ひょっとして磁気ネックレスとか激ヤバ……まあ、イイか。



また「このワクチンで体温が上昇することで体が酸化する。ただし抗酸化物質を摂取すれば大丈夫」なのだとか。

その抗酸化物質は日本古来の発酵食品に多く含まれており、味噌はバッチリ、日本酒も効果があるそうです。

この話は「日本人でよかった」という結論でイイのかもしれません。

「mRNAワクチンは(ry」説

「権威(経歴は確かにすごい)がそういっている」ということで広がっているものもあります。私は知人から聞きました。

その権威による解説動画が証拠とされ、mRNAワクチンで利権を得ている集団にとってはあまりにも都合が悪い内容のため、アップするたびにその集団による圧力ですぐに削除され、視聴することが難しい、とその人からいわれました。ガチでヤバそう(いろんな意味で)なので具体的な内容を記すことは避けます。

権威ご本人の「私は権威です」的な自己紹介からはじまるその動画は、私が話を聞いたとき(3か月ほど前)からこの投稿を書いている現時点まで、ググれば観られます。日本語字幕つきもあります。解説・引用しているサイトやブログもあります。

私の運がイイとか検索能力が高いとかいうことではないと思うので、なんらかの理由で「その集団」が圧力をかけることをやめたのだろうか。もしこれが「泳がせ作戦」だったらご本人だけでなく動画をアップしたり内容を紹介しているサイトやブログの主の皆さんも「その集団」から炙り出されている状況と思われます。

早く逃げてー!



「実験でこの説を裏付ける証拠が得られた」という報告や臨床・治験のデータはまだ私には見つけられていません。そろそろそういう研究者やデータが出てきてもイイ時期だと思うのですが。「その集団」があまりにも強大でご本人が完全に孤立しているのかもしれません。

個人的には、ウイルスが感染・増殖するプロセス、mRNAワクチンの研究・開発の過程や免疫が作用する仕組みについて、それこそ高校理科程度の知識や科学雑誌・ニュース雑誌の解説でわかっていれば「あ、これは違うな」と思える話のようではあります。

たとえば「一度かかれば以降かからない」いわゆる生涯免疫ができる仕組みは生物が感染症に対抗するために身につけた素晴らしい機能だと思うのですが、その機能と「このワクチンのココがヤバイ」と権威がいっている現象の違いが私のアタマでは理解できないのです。

オメーになにがわかんるだよ権威ナメてんじゃねーぞゴルァ、ということなのかな。

まあ「権威中の権威」の言説ですし、「国内の権威」のコメントを引用して補強しているサイトやブログもあるので、実験や治験・臨床に基づく明確な科学的根拠が速やかに示されることを期待しています。

あと、打ってしまった人を救済するための研究を、その権威の皆さんには一致団結して進めてほしい。警鐘を鳴らすだけってのは無責任だよね。

「ウイルスとワクチンはアノ国とコノ国の生物兵器による戦争の道具。5年後に死ぬ」説

読んで字の如くです(疲れてきた)。それを記した文書が見つかっているそうです。

戦っているのはただいまGDP1位の国と2位の国。私が見聞きした話では生物兵器はウイルスベクターワクチン、5年後に死ぬのはmRNAワクチンを接種した人とされていました。両方まとめて「新型コロナウイルスワクチンはそのようなもの」と括られており……こまけぇことはいいんだよ。



これに加えて(私が見聞きした)同じ出どころにはこんな話もありました。 「30年後に発症するかもしれない病気が、ワクチンの影響で20年後に発症する可能性がある」説。

私を例にすれば、たとえばそれがガンだとして、いま54歳なので、84歳までならなかったはずのガンに、ワクチンを打ったために74歳でなるかもしれない、ということです。 寿命が10年縮むのか。

でもそのころにはいまよりもガンや難病の治療法も発展しているだろうし、まずはきちんと健康診断を受けたり事故に気をつけたりしながら毎日を大切に、健康長寿を目指して生きていこうと思います。

一応、締めておこう

しつこいですが、私が手間ヒマをかけられる範囲ではどの言説も真偽不明です。きっと時間と経験が解いてくれるでしょう。

え? 解いてくれるのは科学者・研究者じゃなくて?

もしもここで取り上げた言説がデマやニセ科学でハズれだった場合、唱えた人・信じてる人・広めた人とは残念ながら科学的な議論は成立しないと思われます。

たぶん「未知の免疫力によってワクチンが無毒化された」とか「5Gの電波の作用は4Gの電波で相殺されていたことがわかった」とか「闇の勢力に対抗するために、心ある研究者が病原性を弱めた変異株を密かにつくって散布、危険なウイルスを駆逐していた」とかいう新しいデマ・ニセ科学が生まれるだけだね。

ちなみにどの話もこれまでのところ「ムー」には載っていないようです。

ワクチンを接種した身としては、2年後、そして5年後、さらに20年後、作った遺言書をヒラヒラさせながらこの投稿を読み返せたら楽しいだろうな、と思っています。

そうでない場合、私は誤った判断によってワクチンを接種したため被害を受ける、ということになります。せめて後世の研究の役に立てればイイのですが(モヒカンヒャッハーな世界じゃ無理だろな)。