[投稿日] 2016-08-23
[更新日] 2016-08-22
私もパートナーも、仕事柄もあってこういうことに非常にうるさいせいもあるのですが。耳にする・眼にするといつも家庭内で話題になります。
難易度が高い。
気になりませんか?
難易度が高い。
……難/易、どっちなんだよ、と。
「より難しい」といいたいのであれば正解は「難度が高い」です。
「難易度が高い」は「難」の度合いが高い(難しい)のか「易」度合いが高い(易しい)のか、わからない使い方です。というかそもそも間違いです。難易度ということばを使うなら、例えば「この作業の難易度は難しい方だね」「この問題の難易度は10段階で一番易しいものから2番目」のような形です。
うるさいですか?うるさいよね。
でもやめないよ。
「高低差が高い/低い」てのも違うからな、いうなら「大きい/小さい」「ある/ない」だぞ。コストパフォーマンスは「高い/低い」「いい/悪い」でいいけど、「コスパが安い」は違うぞ。
この点、ちょうどいま安心して聴いていられるのは、NHKのオリンピック関係の放送なんですよね。技の説明とか「ここで難度の高い技を組み合わせてきました!」てちゃんというもん。2人して競技と一緒に「心が洗われるようだ」と楽しんでます。
まー、こちとら「ら抜きことば」もいまだに気になるロートル(古い)だからな。こういう、意味・解釈に関わることは大事にしようよ、と。
おまけ【あの人の50歳ころ】(敬称略)
筒井康隆(日本の小説家・劇作家・俳優、1934年生まれ):「純文学作品として」『虚航船団』刊行(1984年)、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞受賞(1987年)。
いまの若い皆さんは「断筆宣言」騒動とか知らんのじゃろか?
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