[投稿日] 2016-08-03
[更新日] 2016-07-31
今年は暑くなるのが早かったせいか、しばらく前からもう蟬時雨が聴こえるようになっていますね。春から夏にかけてのこの時期、毎年思います。
東京都心、多いじゃん緑。
地方出身者にありがちな誤解だと思いますが、実際に暮らしはじめるまで、都心のイメージはコンクリートとアスファルトでした。
でも違いましたねぇ。郷里やこれまで生活してきた地方の都市部と比べても、むしろ緑が多いくらいです。素晴らしいな。
真夏の炎天下、大手町や丸の内の木陰で日差しを避けながら聴く蟬時雨には、山や森で感じるのとはまた違う涼やかさがあるような気がします。
そういえば虫の音を聴いたときに反応する脳の部位って、日本人は音楽と同じところなんだけど、ほかの文化圏の皆さんは雑音と同じなんだとか。そういうユニークな「愛でポイント」がある文化っていいなぁともつくづく思いますな。
秋になって道を漂う銀杏のにおいも、早朝にいそいそと実を拾うじいちゃん・ばあちゃんの姿もまた風物だわさ。
おっさんの小言になるんだろうが、たまにはスマホもヘッドホンもしまって緑を見上げような、もったいないぞ。
おまけ【あの人の50歳ころ】(敬称略)
緒形拳(日本の俳優、1937年生まれ):映画「女衒」(主演)、「吉原炎上』(1987年)。
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