[投稿日] 2016-07-28
[更新日] 2016-07-25
学生のころから腕時計の好みが決まっていて、ずっと「文字盤が黒で針は銀・白」というものを選んでいます。理由は単にモノトーンが好きだというだけですが、ほかの持ち物よりも徹底してます。
その選択肢からデザイン性・機能性でさらに好みを絞るとダイバーズウォッチに行き着いて、40歳を過ぎるころまでおよそ20年間、シチズンのダイバーズウォッチをしていました。20年間で3台です。物持ちがいいのか悪いのか。
しかしながら、稼げない時期を脱していたもののまだまだ余裕は……といったころにそれまで使っていたシチズン・エコドライブのダイバーズウォッチが壊れ、仕方なく「文字盤は黒で針は銀・白」という条件だけ残して、より廉価な腕時計に買い換えました。
それがなかなか、いい出会いになりました。
以来、いまも使っているのがオリエントの機械式時計です。曜日の表示が英語とドイツ語なので海外向けモデルなんでしょう。量販店で1万円チョイという価格でした。
「どうせならちょっと変わったヤツにしようかな」という気持ちもあり、「とりあえず条件は満たしてるし、手間はかかりそうだけど機械式ははじめてだし、なにより安いし、次の時計までのつなぎのつもりで」と購入。
……「仕方なく」とか「つなぎ」とかいってゴメンな。使えば使うほど気に入ってしまいました、機械式腕時計。
ずっとダイバーズウォッチを使ってきた身にとって、装着感がまず快適。電池やモーターがない分、とても軽いのです。さらに、竜頭や曜日切り替え用のプッシュボタンのまわりに隙間がありそうに見えるんだけど、しっかりウォーターレジスト（日常生活用防水）になってます。電気使わないってだけで途端に水に強くなるんだな機械って。
精度も悪くありません。オーバーホールしないで（ホントはダメなんだけど）もう7年くらい使い続けてますが、1週間に1回くらい、気がついたときに30秒〜1分程度の進みを調整するだけで済んでます。
そして「電池切れ」がないという安心感＆お得感。エコドライブにしたときも同じことを思いました。でもなぜかこっちの方がそういう感覚が強いです。
とても安かったので、これを使い続けるかどうかはオーバーホール費用と天秤にかけるかもしれません。一番いいのはこれもオーバーホールして残しつつの買い換えだけど、そこはそのときのお財布と相談。
いずれにしろ、次の腕時計も機械式にするんじゃないかな、と思います。最新技術を集めたタフで正確な腕時計も大好きなんだけど、いまの自分は「ちょっと手間がかかる」くらいな道具の方が愛情を持てるようなので。