過払い金、決着しました

[投稿日] 2017-03-21
[更新日] 2019-10-22


個人的な感想、というか最初の相談や途中経過で聞いていたよりも3〜4ヶ月早く決着しました。

私のこれまでの借金の内容と、過払い金の返還請求手続きをはじめたことついては以前お話ししたとおりです。手続きが済むまでにボチボチと書こうかな、と思っていたらつい先日「手続きが終わりました」という連絡が届いた次第です。

ありゃま、書かなくちゃ。いや、ありがたい話ですけどね。以下、順を追ってみましょう。

司法書士事務所に相談に行ったのが昨年(2016年)の9月の終わり。まずは電話で相談内容を伝え、持参するものなど聞いて相談日を予約。当日は残っていたカードは現物を持参し、見当たらないものは書面にしていきました。

そのうちいわゆる「グレーゾーン金利」で手続きの対象となるのは3件だとその場で教えてもらい、ローン会社への申し入れは即日行われました。「手続き開始から早いところで3ヶ月くらいで過払い金の有無や金額がわかります」ということでした。

最初の1件について連絡があったのは昨年の11月中ごろだったと記憶しています。手続きには「話し合いの場合」と「裁判にして過払い金に生じる利息も含めて請求する場合」の2通りがあり、着手したら途中で手続きを変えることはできないこと、それぞれの過払い金の額と、そこから手数料・報酬を引いて私が得られる額、手続きにかかるおよその日数について説明を受けました。

その件では話し合いと裁判で私が得る額の違いは数万円で、かかる日数の見込みは前者が3ヶ月程度、後者は半年〜1年程度とのこと。ならば話し合いで、ということにしました。

2件目の連絡は年末近くです。1件目と同じ説明を受けましたが、大きく違ったのは私が得る額で、話し合いと裁判では倍近い差(裁判の方が多く戻ってくる)がありました。

裁判にして1年待つか……と悩ましいところではありましたが、ここで「ご依頼いただいている3件すべての手続きが完了してからまとめて入金することになります。完了した分についてはご依頼により中途払いもできますが……」というので、なんとなーく都合よく転がされているような気もしたものの、これも話し合いで処理することにしました。

3件目の連絡は今年の2月の終わり。金額が最も大きく利用していた期間も一番長く、完済も最後になったものですが、私が受け取る額に大きな違いはなく、かかる日数が話し合いで半年、裁判で1年くらいということで、これも話し合いでとお願いしました。

てことはまあ、8月半ばから9月のアタマに返ってくるんだね、と思っていたら「すべて完了」ということで、5月に返金されることになりました。ちなみに事務所に出向いたのは初回の相談のみで、あとはすべて電話でのやりとりです。楽でしたな。

で、ざっくりとした金額ですが、手続きはすべて話し合いでトータル約150万円の過払い金があり、そこから司法書士の手数料・報酬を引いて、約90万円が戻ってくることになりました。

あくまでも私の場合を元に想像するに、手続きは完済日が早い順に済み、ひとくちにグレー金利といっても率が高い方が返済額における過払い金が多くなる一方で手続きの違いによる金額の差が大きく、また利用していた期間が長く金額が大きい方が処理に時間がかかる、という感じでしょうか……まあ……当たり前か。

追って内容がわかる書類が送られてきますが、ちょっと、そこまでの詳細をここで書くことは控えます。

手数料・報酬が全体の40%程度というのは高いのか安いのか、というのは意見が別れるところだと思います。探せばもっと安く済ませられるところもあるでしょう。自分で手続きをする方法や体験談を紹介しているサイトや書籍もあるくらいですから。


でもいまの私には仕事をしながらそこまでする余裕がありません。お金を「法的手続きで回収する」ことにどれくらい手間と時間がかかるかも、少なからず経験してきましたし。

さらに、対象となった3件についての過払い金ですからこれは単なる偶然ですが、90万円というのは諸々の借り入れ総額900万円の10%です。悪い数字でありません。借金のすべてがグレー金利の消費者金融・カードローンだったらもっとスゴいことになるんでしょうけれども。

こうしたこともあって、私は「妥当」と判断しています。そして、少しでも思い当たる借金がある人は、やってみるべきだと思います。

ご参考まで。