若く見えるのは損か得か

[投稿日] 2016-10-05
[更新日] 2019-10-22

how_old
年齢を尋ねられて「もう50ですよ」と答えるとほぼ100%驚かれます。だいたい40代アタマか、人によってはまだ30代に見てくれているようです。

この歳になってからに限らず、20代の後半くらいから実年齢よりも若く見られることが多かったように記憶しています。20代半ばで高校の同級会に出席したとき、「人って同じスピードでは歳を取れないんだ」と強烈に思いました。

若く見えるのは損か得か?といえば、いまは得だと思っています。

ごく単純に、驚かれるのが楽しいです。話のネタになりますし。あとはやっぱり歳を取るにつれて、私もですが、若くありたいという気持ちが強くなっているんだと思います。

仕事についても同様で、若く見えるとはいえデスクを置いている会社の名刺にはそれなりの肩書きがあり、おそらく話し方や物腰、仕事の知識は歳相応でもあって、その上で仕事相手として若い=衰えていないというイメージが有利に働いているように感じています。

でも、振り返れば「損だ」と思っていた時期もありました。30代で独立したてのころですね。

30歳で独立というのはちょっと遅めだと思いますが、経験も浅く人脈もない駆け出しで(見た目が)若いというのは、もうナメられる要素しかありません。

年齢を問われて答えたら実はこっちの方が歳上で、だからって急に態度が改まるわけでもなく、驚きものせいもあったのかもしれませんが、たいていはニヤニヤと「その歳でねぇ……」的な態度をされて終わり、という感じです。

あ、全部が全部じゃないですよ。お互いの年齢に関わらずいい関係を築ける人というのも必ずいるわけで。

若く見えるというのは歳をとってからの方が得なんだな、と、わかっているようでいて実際にこの歳にならないと実感できない、というお話でした。

さて、持って生まれたものもあり、加えて生活習慣など影響する要因もさまざまではあるものの、若さを保つ・若く見えるというのは、けっこう努力が効くことなんじゃないか、と思っています。

例えば私は体型の維持や健康のためにトレーニングなどマメに取り組んでいたり、日々口にするものにそれなりに気を遣っていることは、これまでも折に触れ書いてきたとおりです。



ご同輩の皆さんには「まだいまからでも」と、若く見られて困っているという年代の皆さんには「歳取ってから楽しいぞ」とお伝えしたいと思います。